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スペイン短期留学~モンテ・ドス・ポステ学校での授業見学~

2025年2月10日には、モンテ・ドス・ポステ学校に伺い、実際の授業の様子を見学させていただきました。

はじめに、日本では小学校2年生にあたるクラスを見学させていただきました。子どもたちの自主性を重視した学級づくりが意識されており、グループの人数や机の配置は児童たちが自由に考えることができるようになっていました。見学させていただいた当時行われていた算数の授業では、こうした自主性を存分に活かした、子ども同士の相互交流の様子が見られました。

授業後には、副校長先生に学校を案内していただきました。スタジオのように実際に撮影や収録を行えるような部屋や、言語聴覚士がトレーニングに使用するための様々な用具が用意されている部屋など、多種多様な部屋がありました。

その後、副校長先生が担任をしている5歳の子どもたちが学ぶクラスも見学させていただき、子どもたちが作った魚の図鑑や、地域のお祭りで使うお面を見せていただきました。さらに、これまでの活動をまとめたスライドショーを子どもたちと一緒に見て楽しむこともできました。

学校全体において、「同じクラスに所属している以上みんなで同じ活動をしなければならない」といった固定観念は全く存在せず、発達に難しさを抱える子も当たり前にクラスの一員として授業に参加している様子がありました。発達の違いを個人の特性として認め、受け入れるというスペインの学校の姿勢に感銘を受けたと同時に、日本の学校とのギャップを感じました。教育実習生の先生とも交流を行うことができ、日本とスペインの教職課程の違いや、教育に対するお互いの考えについて話し合うことができ、とても充実した1日を過ごすことができました。