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森のようちえんで学ぶ

9月24日、教育発達学演習の一環として、「森のようちえん」でフィールドワークを行いました。森のようちえんとは、1950年中頃にデンマークで「子どもたちに幼い頃から自然と触れ合う機会を与え、自然の中でのびのびと遊ばせたい」という願いを持つ母親の手から生まれました。園舎をもたず、森や里山などの自然の中で、子どもたちが自分で遊びや活動を見つけ、仲間や自然との関わりを通して学び、育っていくことを大切にする幼児教育・保育の実践です。

今回のフィールドワークでは、愛知県内の4つの森のようちえんから年長さんが集まり、河原で一緒に過ごす活動を見学しました。実際に活動に参加をする中で、子どもたちが自然の中でどのように遊び、友達や先生と関わっているのかを間近で見ることができました。 フィールドワークでは、大学生も子どもたちと一緒に川に入り、魚を捕まえたり、泳いだりしながら活動しました。すると、子どもたちから「こうすると魚が捕まえやすいよ」と、魚の種類や捕まえ方を教えてもらう場面もありました。また、子どもたちと一緒にライフジャケットをつけて川の流れに乗る中で、大学生が子どもたちから上手い川の流れに乗る方法などを教えてもらう姿も見られました。子どもたちにとっては、大学生も一緒に遊ぶ仲間の一人です。大学生が「教える側」になるだけではなく、子どもたちと一緒に活動することで、子どもから学ぶこともたくさんあります。また、森のようちえんの先生方からも、子どもたちとの接し方や声のかけ方、問いかけ方などについて、多くのことを学んでいた様子でした。

活動を見学した後の振り返りでは、自然の中で思い切り遊んだり、さまざまな人やものに出会ったりする「幼少期の原体験」の大切さについて考える姿が見られました。さらに、昼食の時間を緩やかにしたりするなど、一人ひとりの子どもに応じた支援する中にある、子どもを包み込むような雰囲気の大切さについても、学生たちは感じていたようです。そして、「幼児期に育まれた経験や学びを、学齢期の学びへどのようにつないでいくのか」ということについても考える機会となりました。

大学の授業では、これまでも森のようちえんについて学んできました。しかし、実際に森のようちえんの活動に参加し、子どもたちと一緒に自然の中で過ごしてみることで、教室で学ぶだけでは得ることのできない気づきがたくさん生まれました。今回のフィールドワークは、これから教育について学んでいく学生たちにとって、そんな大切な学びの機会となりました。