ブログ

一覧はこちら

ドイツ🇩🇪ショートプログラム① 〜ライプツィヒ大学〜

教育発達学科の学生3名がドイツのライプツィヒを訪れて、幼稚園・小学校・中等学校での多文化共生教育について学んできました。およそ10日間のこのショートプログラムは、今回が初めての実施です。

本記事では、協定大学であるライプツィヒ大学での合同ゼミの様子をお届けします。

ライプツィヒ大学でコーディネータ教員をしていただいている、M. ケンツェガリエーバ Makhabbat Kenzhegaliyeva先生のゼミに参加させていただきました。ケンツェガリエーバ先生には、9月には愛知県にお越しいただき、日本の学校や教育関連施設をご視察のうえで、愛知県立大学で講演をしていただきました(コチラ)。

ゼミではまず、本学の学生3名から日本の学校教育の特徴について紹介する内容のプレゼンを、英語で行いました。

ライプツィヒ大学の学生からは、日本の教育について様々な質問が飛び交います。

給食、制服、掃除、受験、塾・・・。
「日本での当たり前」が、他の国から見たときに「当たり前ではない」ことに気づく瞬間です。本学の学生は、一つひとつの質問に丁寧に答えながら、ドイツの場合はどうなのかについても積極的に質問をして、日独の学校制度や教育文化の違いについて比較したり擦り合わせたりしていきます。

また、外国にルーツのある子どもが増加傾向にあることや、それには地域差が大きいことについては、両国に共通する話題として議論がなされました。本学とライプツィヒ大学のそれぞれの学生には、高校生までの同級生に外国ルーツの生徒がいて身近な存在として感じてきたという意見もあり、踏み込んだ意見交流をすることができました。

ディスカッションは英語を軸としながら、専門用語については詳しく知っている日本語やドイツ語で話しつつ通訳の方に入っていただいて、お話を進めていきました。また、時折、双方の教員が問いや投げかけをしながら、学生が思考を深める場面もありました。ライプツィヒ大学では、複数の日程に渡って、合計で3回の合同ゼミを開催することができました。

今後、複数回に渡って、他の教育関連施設での視察の様子などをお伝えします。