卒業生
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2025年 卒業
学生時代を振り返って
愛知県立大学での4年間は、自分自身とじっくり向き合いながら、教育や福祉について深く考える時間となりました。講義やゼミでは、人と関わることの奥深さや、支援のあり方について多角的に学ぶことができました。中でも特に印象に残っているのは、教育実習や「子どもの広場」というサークル活動を通して、子どもたちと直接関わる中で、現場ならではの難しさや楽しさを実感したことです。思うようにいかず悩む場面もありましたが、仲間や先生方との対話に支えられ、前へ進む力を得ることができました。こうした学びと経験は、今、教員として子どもたちと向き合う際の土台となり、毎日の実践に生かされています。
現在の職場での仕事の概要とやりがい
現在は、瀬戸SOLAN小学校で教員として勤務しています。本校は「自立し、自律した学習者の育成」を教育目標に掲げ、子どもたちの主体的な学びを大切にしています。授業や日々の関わりの中で、子どもたちが自分で問いを立て、仲間と対話しながら学びを深めていく姿に、教育の可能性を感じています。うまくいかないこともありますが、その経験こそが自分の成長につながっていると感じます。子どもたちと共に学び合い、悩みながらも前に進む日々が、今の私にとって何よりのやりがいです。
これから先生を目指す高校生・大学生へ
子どもと一緒に学び、成長していけるのが、先生という仕事の一番の魅力です。教室では毎日、新しい発見や出会いがあって、自分の言葉やまなざしが、子どもたちの未来につながっていくのを感じます。大切なのは、目の前の一人ひとりとちゃんと向き合うことだと思います。先生のかたちは人それぞれです。あなたにしかできない関わり方で、子どもたちと関わっていってください。一緒に頑張っていきましょう!

2011年 卒業
学生時代を振り返って
教員免許を取得するための授業がたくさんあったので、大学に滞在する時間が長かった印象があります。そのおかげで、友だちと過ごす時間も多く、楽しい日々を送ることができました。
県大の授業で、児童養護施設や日本語教室などを訪れ、学んだことを自分の目で確かめたり、実際に子どもたちとかかわったりする機会があったことは、社会の抱える課題について理解を深めたり、「自分はどんな形で子どもとかかわりたいのか」を考えたりするきっかけとなりました。
在学中に、小学校の先生になるという目標が定まってからは、小学校で学習支援のボランティアをさせていただきました。この経験によって、先生なりたいという気持ちを高めていたように思います。
現在の職場での仕事の概要とやりがい
全日制高等学校では、英語コミュニケーションの授業を担当しています。前職では中学校で英語を教えていたので、中学校での学びは高校でどう生かされているのかを意識しながら授業を行っています。英語に苦手意識のある生徒が多いので、「自分にも分かる・できる」という気持ちが芽生えるように授業構成を考えるのが面白いし、この仕事の醍醐味だなと感じています。
定時制高等学校では、語学支援員として、外国にルーツのある生徒への通訳を行なっています。英語が話せるだけでなく、各教科の内容を理解している必要もあるので、日々勉強です。生徒たちとのやりとりの中で、理解できたときに顔が晴れやかになっていく姿や、慣れない日本語で一生懸命伝えようとしている姿に出会えると本当に嬉しいです。
これから先生を目指す高校生・大学生へ
もともと保育士になりたくて県大に入学した自分が(当時は入学後にコース選択がありました)、まさか高校の教壇に立っているとは、自分自身が一番驚いています。
私は、もっと教育について考えを深めたいと思い、一度教員を辞めて、この上の大学院(人間発達学研究科)に進学しました。修了して現場に戻り、生徒の成長に携われることは本当に素晴らしい仕事だと改めて感じています。
将来を考えるにあたり、いろいろ悩むこともあると思いますが、「先生になりたい」「子どもが好き」という気持ちを大切にして、一つ一つの経験をおもいっきり楽しんでみてください。

2022年 卒業
学生時代を振り返って
大学在学中に最も力を入れていたのはサークル活動でした(子どものひろば)。春休みや夏休みなど長期休みの期間には、毎週のようにボランティアに参加していました。ボランティアに参加するのは、初めはドキドキするかもしれませんが、だんだん楽しくてたまらなくなってきます!ぜひ友だちを誘って、じゃんじゃん参加してみてください!きっととても良い経験になります。
また、空きコマにはピアノを弾いたり、図書館で本を読んだり、友だちとおやつを食べながらお喋りしたりしていました。授業はもちろん大切ですが、空きコマの時間の使い方も大切だったなぁと思います。
現在の職場での仕事の概要とやりがい
現在は年長クラスの担任をしています。年中から持ち上がりで担任をしているクラスなので、昨年からの成長もすごく感じることができて、とてもやりがいを感じています。非常に元気な子どもたちなので、そんな子どもたちに負けないように、毎日元気に楽しく子どもたちと遊んでいます!
年長は園の行事で大きな役割を担うことも多いのでプレッシャーを感じることもありますが、子どもたちと一緒に作りあげたものを本番で披露したときの達成感に満ちた子どもたちの顔や保護者の方の反応を見ると、私もとても嬉しい気持ちになります!
これから先生を目指す高校生・大学生へ
保育士の仕事は、やりがいのある素敵な仕事です。もちろん大変なこともたくさんありますが、子どもたちの笑顔に支えてもらっています。
実習に行くと、不安になることもあると思います。私自身、「子どもが好き!」という理由だけで保育士を目指し始めましたが、「本当にそれでいいのかな」と悩むこともありました。ですが、今私が仕事を頑張る原動力になっているのは「子どもが好き!」という気持ちです。ぜひ一緒に仕事をしましょう!応援しています。

2022年 卒業
学生時代を振り返って
学生時代は、温かい友人や先輩・後輩、先生方に恵まれ、アットホームな雰囲気の中で学ぶことが出来ました。先生方は、日頃の講義はもちろん、実習、卒業論文、就職活動等においてとても親身に様々なことを教えて下さり、安心して学生生活を送ることが出来ました。
私個人としては、学生時代に子どもと関わるボランティア活動にいくつか参加しました。
中でも、大学を通して、週に一度長久手市の保育園に行かせて頂ける「スクールボランティア」は、実際の保育現場に入って子ども達と関わることが出来、とても良い機会でした。日中の保育の様子や、先生方の子どもとの関わりの様子等を見て学ぶことが出来、自分が実際に保育をする上で生かせることがたくさんありました。
現在の職場での仕事の概要とやりがい
現在は、3・4・5歳児が一緒に過ごす異年齢混合クラスの担任をしています。
自然幼稚園にはとても豊かな自然環境があり、子ども達は毎日外へ出て自然を相手に、自分の好きな遊びを見つけて楽しんでいます。日本の伝統行事や季節を感じる行事を楽しむこともあります。
様々な年齢や発達の子ども達を見ているので、悩むことは沢山あります。ですが、 “どんな関わりが必要なのか”等と自分が試行錯誤を重ね一生懸命向き合った分、それは子どもにも必ず伝わっていくと感じています。ついこの間まで出来なかったことができるようになった、等子どもの成長を一番近くで見守り喜ぶことが出来るのが一番のやりがいです。また、保護者の方から感謝の気持ちを伝えてもらった時には頑張って良かったなと思います。
これから先生を目指す高校生・大学生へ
保育の仕事は責任が伴い大変なことももちろんありますが、それ以上に得られるやりがいは大きく、毎日大好きな子ども達に囲まれて過ごす時間は、とても楽しくて幸せです。“子どもが大好き”という想いがあればきっと素敵な先生になれると思います。
また、初めから“完璧にやろう”と思わなくて大丈夫です。きっと、子ども達はありのままの先生のことを受け入れたくさん力になってくれるはずです。
自分自身も子ども達と共に成長していける、とても素敵な仕事だと感じています。

2021年3月 卒業
学生時代を振り返って
私の大学生活の主は、県大のボランティアサークル「こどものひろば」での活動でした。ここでの活動を通して、子どもと関わったり、イベントを企画・運営していくことの楽しさや大変さを同じサークルの仲間と感じながら行っていました。また、保育士資格・幼稚園教諭免許を取るためにいろんなところに実習を行かせていただくことで、子どもの様子をよくみたり、実際に関わったりしていくことでたくさん学ぶことがあったり、自分が将来どのような環境で仕事をしたいかを考えるとてもいい経験になったと感じています。その他、アルバイトや大学の講義、長期休暇の旅行など、大学生活でしかできない経験を行うことができ、とても充実した大学生活でした。
現在の職場での仕事の概要とやりがい
私は児童発達支援センターであるさわらび園で主に育ちや発達が気になる乳幼児期の子どもたちの発達支援を行ってます。そこではクラスの子どもたちと一緒に遊んだり、生活習慣を子ども自ら行っていけるように関わったり見守ったりと子どもと直接関わって支援することや、保護者の方の話を聴いたりお話していくことしていく中で子どもの支援に繋げていくことを日々積み重ねています。この仕事を通して、子どもたち一人ひとりにしっかり向き合うことができ、子どもの小さな成長を保護者の方や職員と一緒に喜べることがとてもやりがいにつながっています。また、乳幼児だけでなく、小中学生のアフターケアも行っており、卒園した後の成長を長期にわたり観ていくことができ、その成長を近くで観ていけることにもやりがいを感じています。
これから先生を目指す高校生・大学生へ
わたしは、大学進学の際に将来何になりたいか考えたときに、自分は“子どもが好き”だなと振り返り保育士の仕事がしたいと思いました。実際に働いてみると、大好きな子どもたちと楽しく過ごすだけではなく、たくさんの書類仕事ややるべきことが保育士の仕事にはたくさんあります。それでも、子ども一人ひとりのことをよく観て知り関わることで子どもが少しずつ成長していき、それを保護者の方と一緒に喜べるのが、施設保育士の魅力だと感じています。「発達障害の子どもに興味があるな。」、「子ども一人ひとりをじっくり観ていきたいな。」「大人数の子どもを観れる自信がないな。」などと感じている学生は、ぜひ施設保育士を考えてみてくれたらうれしいです。